確定申告が終わってホッとしたのも束の間、次にやってくるのが「納税」です。まさかとは思いますが、納付書を持って銀行の窓口に並んだりしていませんか? それ、ハッキリ言ってもったいないです!今は「自動引き落とし」や「スマホで完結」が常識になりつつあります。
今回は、経営者やフリーランスの皆さんが知っておくべき、主要な5つの納付方法を徹底比較します。「結局どれが一番いいの?」という疑問にズバリお答えしましょう。
【完全版】主要な5つの納付方法を徹底解説
現在、主に使われている納付方法は以下の5つです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
1. クレジットカード納付(資金繰りの味方)
「国税クレジットカードお支払サイト」から、普段お使いのカードで納付する方法です。
- メリット:支払いを1ヶ月程度先延ばしにでき、手元のキャッシュを確保できる。カードのポイントが貯まる(※カード会社による)。
- デメリット:決済手数料(納付額の約0.84%程度)がかかる。
ポイント還元率が1%以上のカードなら手数料負けしませんが、最近は「税金支払いはポイント対象外・半減」というカードも増えています。必ず事前に確認しましょう。
2. インターネットバンキング(Pay-easy納付)
ネットバンキング契約があれば、自宅やオフィスから「Pay-easy(ペイジー)」を使って納付できます。
- メリット:場所を選ばず即時決済。ATMからも納付可能。手数料がかからない。
- デメリット:事前に登録方式などの手続きが必要な場合がある。
3. コンビニ納付(QRコード・バーコード)
「やっぱり現金や店舗で払いたい」という方向けです。最近は納付書がなくても、スマホでQRコードを作成してレジで見せるだけで納付できます。
- メリット:夜間や休日でも支払える。馴染みがある。
- デメリット:30万円以下の納税にしか使えない。コンビニに行く手間がかかる。
4. ダイレクト納付(プロのおすすめ)
e-Taxを利用し、事前に登録した口座から、期日を指定して引き落とす方法です。税理士に依頼している場合、これが非常にスムーズです。
- メリット:ワンクリックで納付完了。支払日を納期限内で自由に指定できる。手数料ゼロ。
- デメリット:事前の口座登録に1ヶ月程度かかる(初回のみ)。
5. 振替納税(管理の手間ゼロ)
一度登録すれば、毎年自動的に口座から引き落とされる「税金の口座振替」です。
- メリット:引き落とし日が4月中旬〜下旬になるため、実質的に支払いを1ヶ月遅らせることができる。手数料ゼロ。払い忘れがない。
- デメリット:残高不足になると延滞税がかかる。領収証書が発行されない。
個人の確定申告(所得税・消費税)で利用できる制度です。法人税には使えません。最大の魅力は、法定納期限(3月15日)よりも実際の引き落とし日が遅くなる点です。資金繰りに余裕が生まれる最強の制度の一つです。
結論:あなたはどれを選ぶべき?
それぞれの特徴を踏まえ、タイプ別のおすすめをまとめました。
- 「とにかく資金繰りを楽にしたい・払うのを遅らせたい」
→ 振替納税(4月引き落とし)または クレジットカード納付 - 「ポイント還元を狙いたい(手数料も許容できる)」
→ クレジットカード納付(高還元カード必須) - 「手続きを完全に自動化したい・忘れっぽい」
→ 振替納税 - 「PC操作でサクッと終わらせたい」
→ ダイレクト納付 または インターネットバンキング - 「納税額が少額で、ついでに払いたい」
→ コンビニ納付
納税は、利益を出した経営者の「義務」であると同時に、資金繰りを考える「経営判断」の一部でもあります。ご自身のビジネススタイルやキャッシュフローに合わせて、最適な方法を選んでください。「自社の場合、どれが一番お得?」と迷ったら、いつでもご相談をお待ちしています!