個人事業主・フリーランスの皆様、朗報です! ついに「青色申告特別控除」の最大額が、現在の65万円から「75万円」へと引き上げられる方針が固まりました。
これは令和8年度税制改正大綱に盛り込まれた内容で、実質的な「減税」となります。物価高などで苦しい経営環境の中、この10万円アップは非常に大きいです!しかし、ただ待っているだけではこの恩恵は受けられません。
そもそも「10万円アップ」で何が変わる?
「たかが10万円控除が増えるだけでしょ?」と思ったあなた、それは大きな間違いです!
控除額が増えるということは、課税される「所得」が減るということ。つまり、所得税だけでなく、住民税、そして国民健康保険料まで連動して安くなる可能性があるのです。
確定申告を「青色申告」で行い、きちんと帳簿(お小遣い帳レベルではなく、複式簿記という正式な形式)をつけることで、利益から差し引ける「ボーナス」のようなものです。これまでは最大65万円でしたが、今回さらに拡大されます。
75万円控除をゲットするための「条件」
今回の改正は、国が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)の一環です。これまでの「e-Tax(電子申告)での提出」に加えて、さらに一歩進んだ「優良な電子帳簿の保存」などが要件になると予想されます。
「優良な電子帳簿」とは?
名前は難しいですが、要するに「訂正や削除の履歴がしっかり残り、検索機能が充実している、信頼できる電子データ」のことです。
「自分でエクセルで作る」のは至難の業ですが、市販のクラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を使用していれば、設定一つでこの要件を満たせるケースがほとんどです。
どれくらいお得になるの?(シミュレーション)
所得税率が20%の人(所得330万円〜695万円程度)でざっくり計算してみましょう。
- 所得税:10万円 × 20% = 20,000円 お得!
- 住民税:10万円 × 10% = 10,000円 お得!
- 国民健康保険料:約10,000円程度(自治体による) お得!
合計で年間約4万円以上の節税効果が見込めます。これが毎年続くと思えば、会計ソフトの利用料なんてすぐに元が取れてしまいますね!
今やるべきアクションプラン
この新しい制度を最大限に活用するために、今から準備しておきましょう。
1. まだ手書き・エクセルの方は「クラウド会計」へ
75万円控除の鍵は「電子帳簿」です。紙のノートや自己流エクセルでは、この要件を満たすのはほぼ不可能です。これを機に、自動で帳簿付けができるクラウド会計ソフトへの移行を強くおすすめします。
2. 「e-Tax」の準備を完璧に
当然ですが、申告書を紙で印刷して税務署に持参してはアウトです。マイナンバーカードとカードリーダー(またはスマホ)を用意し、自宅から送信できる体制を整えましょう。
制度が変わる時は、チャンスの時です。「難しそう」と敬遠せず、ツールを味方につけて、賢く、元気に節税していきましょう! 経営の数字がクリアになれば、事業ももっと加速するはずです。