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2027年「防衛増税」ついに開始!?
中小企業・個人事業主が知っておくべき生存戦略

ついにニュースで「2027年1月から防衛増税スタート」という報道が出始めましたね。結論から言います。中小企業の社長さん、フリーランスの皆さん、過度なパニックは不要です!

実は今回の方針、多くの中小企業にとっては「実質的な増税なし」で切り抜けられる可能性が高い仕組みになっています。ただし、仕組みを知らないと損をします。今日はその中身を、どこよりも分かりやすく解説します。

そもそも何が増税されるの?

今回の「防衛増税」でターゲットになっているのは、主に以下の3つです。

  • 法人税(会社の利益にかかる税金)
  • 所得税(個人の収入にかかる税金)
  • たばこ税(愛煙家への税金)

この中で、経営者の皆さんが最も気になるのは「法人税」と「所得税」ですよね。ここには巧妙なカラクリがあります。

中小企業を守る「500万円の壁」

まず法人税ですが、実は税率を単純に上げるわけではありません。「付加税(ふかぜい)」という方式を取ります。

【用語解説:付加税(ふかぜい)】

利益そのものに課税するのではなく、「計算された税金の額」に対して、さらに上乗せで課税する方式のことです。

今回予定されているのは、法人税額に対して「4%~4.5%」の上乗せです。これだけ聞くと「やっぱり増税じゃん!」と思いますよね?

しかし、ここからが重要です。実は、「法人税額から500万円を引いた残り」にしか課税されないという特例枠(税額控除)が設けられる予定です。

つまり、御社の年間の法人税額が500万円以下であれば、今回の防衛増税分は「0円」になります。利益に換算すると、だいたい年間利益が2,400万円程度までの中小企業は、今回の法人税増税の影響を受けない可能性が高いのです。


Aさん
えっ!? ニュースで「増税だ!」って騒いでたから、てっきり会社が潰れるかと思いましたよ…。うちは利益1,000万くらいだから…。

その規模なら、法人税の増税分は恐らくゼロですね! メディアの見出しだけで怖がらず、こうやって中身を見ることが大事なんです。

税理士

Aさん
よかった~! じゃあ何も心配しなくていいんですね?

いえ、まだ安心は早いです。社長個人の「所得税」の方は、全員に関係してきますからね。
税理士

所得税の「朝三暮四」なトリック

次に、個人事業主や社長個人の役員報酬にかかる「所得税」です。こちらは2027年1月からの実施で調整されています。

仕組みはこうです。

  1. 新しい「防衛目的の付加税」を 1% 上乗せする
  2. その代わり、今払っている「復興特別所得税」を 1% 下げる

計算上は「プラス1%引く1%」で、当面の手取り額は変わりません。

「なーんだ、変わらないのか」と思いましたか? これが罠です。復興税を下げる代わりに、復興税を払う期間(本来終わるはずだった期間)を今までより最長13年~数十年延長するという話になっています。つまり、月々の痛みは感じないけれど、「払い続ける期間が一生続くかもしれない」という実質的な負担増なのです。

今すぐできる「攻め」の対策

では、2027年に向けて私たちはどうすべきか。ただ怖がるのではなく、以下の2つを意識してください。

1. 「利益2,400万円」のラインを意識する

もし業績が絶好調で、利益が2,400万円を超えそうな場合は、無理に利益を出すよりも、「賃上げ促進税制」「設備投資」を使って、賢く経費を使いながら会社の体力をつけるフェーズかもしれません。税金を払うくらいなら、従業員や未来の売上のために使いましょう。

2. 手取りが変わらないうちに資産形成

所得税の実質負担が変わらない今のうちに、iDeCo(イデコ)やNISA、小規模企業共済などの「所得控除」をフル活用してください。増税時代において、国が用意してくれている「非課税ルート」を使わない手はありません。

防衛増税は、確かに負担です。しかし、中身を知れば恐るるに足りません。制度の隙間を縫って賢く生き残る。それこそが中小企業の底力です!不安な方は、いつでも私たちにご相談くださいね。

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